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仕事に役立つ心理学

新しいことにチャレンジする時の六つのポイント(1)

新しいことにチャレンジ1
仕事でも日常生活でも、新しいことを始めるのはなかなか難しいものです。行動を起こし、継続し、成功させるために、心理学的には以下の六つのポイントがあります。
1. 自分自身が納得しているかを確認する
2. スモールステップ
3. モデル
4. ご褒美・可視化
5. 仲間づくり
6. メリットとデメリットの整理

この六つについて、三つの記事に分けて説明していきます。
この記事では、1. 自分自身が納得しているかを確認する 2. スモールステップ について解説します。

1. 自分自身が納得しているかを確認する

一つ目は、自分自身がそのチャレンジについて納得しているかを確認することです。

人は、納得していないことにはなかなか行動を起こせないものです。
きっかけは、人から言われたことであったり、仕事の事情でやむにやまれぬものであったりするかもしれませんが、挑戦に納得すること、まずはやってみようと思うことが、まずスタートです。
この時に大切なのは、「納得する」ということですから、「絶対に成功させる」「大きな成果を出す」という強い思いでなくても「まずはやってみよう」「やるしかないな」程度のものでかまいません。

2. スモールステップ

二つ目は、「スモールステップ(細かい段階設定)」です。
例えば、ダイエットを始める時、私たちは「間食は一切禁止」という目標をつい立ててしまいます。
これは、心理学的にはうまいやり方ではありません。

最初から難しいことに挑戦しようとすると、気持ちがおっくうになったり、うまくいかないと考えてしまったりします。
また、難しい挑戦はほぼ間違いなく失敗し、心がくじけてしまいます。
そうならないために、細かい段階(スモールステップ)を作って、できることから始めていきましょう。

例えばダイエットにあたって、まずは「これまで毎日二つ食べていたケーキを一つにする」という小さな目標を設定し、できることから始めていき、それができたら「ケーキを半分にする」「ケーキを四分の一にする」というように、焦らず一歩ずつ進めていくというのが、スモールステップです。
ええっ、それで良いの?と思うかもしれませんが、大きな目標を立てて短期間でくじけて終わってしまうより、小さな目標を長く続けた方が、ダイエットは成功しますよね。
運動なら「毎日5分運動する」「ストレッチを始める」などから始め、徐々に運動の時間を長くしたり運動負荷を上げたりしていくのです。

(ライター K.M)

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